ルーマニアワインをふたりで味わう、おうちディナー

July 3, 2017

最近、お気に入りのワインショップで、ルーマニアのワインをいただく機会がありました。

それらが思った以上においしくて、びっくり! 店員さんの説明を聞き、一気にはまってしまったのでした。

 

日本ではあまり知られていないルーマニアワインですが、ヨーロッパではとても有名。

気候や土壌に恵まれ、土着品種もあり、高品質かつユニークなワインがたくさん生まれているようです。

 

私たちもさっそく自宅用に何本か購入して、じっくりと味わってみることにしました。

合わせる料理は、もちろんルーマニア料理!といいたいところですが…。

 

ルーマニアの名物といえば、「サルマーレ」。酢漬けのキャベツを使ってお肉を煮込む、いわゆるロールキャベツです。

ほかにもチョルバと呼ばれる酸味のきいたスープやひき肉をお団子にしたミティティ、トウモロコシ粉でつくる主食ママリガ…。

周辺のさまざまな国の料理から影響を受けた、多彩なメニューがあることを知りました。

 

はじめての国の料理を作るときはいつも、各地の名物や使う食材、味つけの傾向などをリサーチします。

そこから気になるものをピックアップして、日本で買える食材や調味料を中心にそろえます。

時には現地の味を忠実に再現し、時には自分たち好みに食べやすくアレンジを加えるのが私たちのスタイルです。

 

今回は後者の方で、ルーマニア料理の雰囲気を残しつつ、簡単に作れるようなメニューで構成することに。

そして週末に、「ルーマニアワインを味わうおうちディナー」を開催しました。

 

 

《この日のメニュー》

・きのこのハーブマリネ

・角切り野菜のミルクスープ

・なすとオクラのスパイシーホットサラダ

・サルマーレ風ロールキャベツ

 

ちなみに乾杯のワインは、ルーマニアではありません…。

フランスの自然派RM、シャンパーニュ JOLY DE TREBUIS BRUTです。

香りはひかえめで、女性らしく、上品で繊細なイメージのシャンパーニュ。飲んでみるとりんごや柑橘類、ハーブ、はちみつやバターのとろみなど複雑な要素が混じりあいます。

 

 

きのこのハーブマリネ。

 

マッシュルームとエリンギに刻んだにんにくとオリーブオイルをふりかけてオーブンで焼きます。

塩、ホワイトペッパー、シャンパンビネガー、オレガノやナツメグをトッピングして混ぜたらできあがり。

酸味のきいたメニューが多いルーマニア料理にならって、ビネガーを少し加えてみたのでした。

 

 

角切り野菜のミルクスープ。

にんじん、パプリカ、ズッキーニ、玉ねぎなどの野菜と鶏肉を細かくカットして、ミルクで仕上げています。

ミネストローネのトマトなしバージョンという感じですが、具だくさんでワインにもよく合います。 

 

 

なすとオクラのスパイシーホットサラダ。

 

グリルで焼いて皮をむいたなすを、輪切りのオクラとともにフライパンでソテーしました。

カイエンペッパーとパプリカパウダーで 辛みをプラスし、塩とホワイトペッパー、クミンをトッピングしています。

 

シャンパーニュの後は、ルーマニアの白ワインをテイスティング。

トランシルヴァニア地方のワイナリーが手がける、JIDVEI  Nec Plus Ultra Sauvignon Blanc 2015です。

 

白い花に南国のフルーツ、ミントやバジルなどのハーブ、レモン。正統派ソーヴィニヨンブランといった味わいですが、ただ明るいだけではない、ひんやりとしたミネラル感も。静かでクールな、線の細い美少女をイメージさせるようなワインです。

 

 

メインは、サルマーレ風ロールキャベツ。

 

 

鍋に小さく巻いたロールキャベツを並べて、ベーコンとトマトピューレ、ローリエ、コンソメスープで煮込むだけ。

酢漬けのキャベツはあまり好みでないので、通常どおりのゆでキャベツで食べやすく。

中に入れる合挽き肉には、ナツメグやカルダモン、オレガノを少し加え、テイストを変えています。

 

 

サルマーレ風ロールキャベツに合わせたのは、同じくルーマニアの赤ワイン、Prahova Valley Pinot Noir。

作り手はCRAMELE HALEWOODです。

 

 カシスやベリー、すみれなどの生き生きとした香りがありつつも、干した草や葉巻のようなスモーキーさが老成したイメージを感じさせる不思議なワイン。飲んでみると意外にカジュアルで親近感のある、柔らかい口当たりです。

 

 

ワインがまだ少し残っていたので、めずらしくパスタを作ることにしました。

チキンと夏野菜のトマトソーススパゲッティ。

 

サルマーレ風ロールキャベツで残ったスープをベースに、冷蔵庫の食材をフライパンに放りこんで調理。

唐辛子を加えて、茹でたパスタを乳化させながら具材と混ぜ合わせ、粉チーズをふりかけたら完成です!

食べごたえはあるけれど野菜のおいしさを生かした軽やかな仕上がりで、赤ワインにもぴったりでした。

 

 

 

ルーマニアのワインの魅力は、ヨーロッパともニューワールドともいえない複雑な個性をもった味わい。

明るいと思ったワインに「陰」を感じたり、静かなようでチャーミングだったりと、ギャップを楽しめるのがとてもおもしろいのです。

 

また、品質のわりにリーズナブルに手に入るのも魅力的です。

お店やワインのクオリティにもよりますが、おいしいワインが1000円台から気軽に購入できるのです。

つい先日はロゼとカベルネの赤もテイスティングしてみましたが、コストパフォーマンスの高さに感動!

日本でも人気が高まってきているようなので、今のうちにいろいろ飲み比べてみたいなあと思っています。

 

 

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