【旅エッセイ】台北・一年のさいごに客家料理ディナー【3日目夕方】

September 20, 2017

〈旅日記1〉 台湾(台北・台中)

 

3日目 夕方

 

四四南村での散策と買い物を終えて、ホテルに戻った私たち。

ワンピース&ジャケットに着替えて、ちょっと早めの夜ごはんに繰り出す。

 

MRTの古亭駅から少し歩いた場所にある、晋江茶堂へ。

ここは、伝統茶「擂茶」のほか、客家料理を味わえるレストランだ。

 

 

日本統治時代の日本式家屋を改装した建物は、ノスタルジックな佇まい。

年季の入った看板や古い電灯すら、なんだか素敵に思えてくる。

南国らしい鉢植えの数々もあいまって、沖縄の民家に来たような錯覚にもおちいる。

 

店内はいくつかの部屋に分かれているが、そんなに広くはない。

入り口近くのテーブルに案内されて、とりあえず腰を落ち着けた。

 

客家料理とは、客家人と呼ばれる人々がつくる郷土料理のこと。

中国の広東省や福建省、香港、マレーシア、そして台湾などさまざまな地域に住む客家人が、その土地で独自に育んできたものだそう。

 

客家料理は、野菜やタケノコ、豆腐、塩漬けの肉、乾物を使った素朴な料理が多い。

味つけも調理法も日本のそれと似ているので、はじめてでも食べやすいと思う。

また台湾ではその土地柄、新鮮な魚介やバジル、パイナップルなどもよく使われるそうだ。

 

メニューには日本語訳もばっちりのっているので、イメージがしやすい。

店員さんにおすすめを聞きながら、いくつかオーダーしてみた。

 

 

オーダーした料理の前に運ばれてきたのは、大根のスープ。

ほんのり塩味で、ほっとするおいしさ。

 

 

客家小炒は、伝統的な客家料理のひとつ。豚肉、イカ、豆腐を甘辛く炒めてある。

にんにくやねぎの香ばしさが、ますます食欲をそそる。おいしい!

台湾ビールにもぴったりで、何本あっても足りない状態に…。

 

 

炒檳榔花は、ビンロウという植物の花を炒めたもので、しゃきしゃきとした食感が心地よい。

日本で見かけない食材は特に、夫と食べながらあれこれ感想を言いあって、味や香り、食感を覚えるようにしている。

 

 

九層塔茄子は、なすのバジル炒め。台湾はバジルを使った料理のバリエーションが豊富でうれしい。

オイスターソースや豆豉のようなまったりとしたコクがあり、これも美味。

 

 

シメには、緑茶麺線。少なめのスープとともに、混ぜそば感覚で食べる。薄味なので、おかずにもよく合う。

あたたかい茶そばのような味わいだった。うーん、お腹いっぱい…。

 

 

デザートには、仙草というハーブを使ったゼリーが登場。

シロップ入りだけれど甘くなく、清涼感があって好きな味だった。

 

ごちそうさまでした!

あたたかくて落ち着ける、素敵なお店。客家料理も、これから少しずつ開拓していきたいな。

 

いつもにしては、驚くほどの早さで食事を終えたふたり。

ほんとうなら違うお店をはしごしたいところ…でも、仕方ない。

 

翌日は、台北を一旦離れることになっていた。

そしてこの夜は、ニューイヤーイベントで打ち上げられる花火を見に行く予定にしていたのだ。

 

台北101の花火会場に向けて、MRTに乗りこんだ。

車内はまだまだ空いていて、ほっとひと安心。

 

人混みを避けて象山駅に到着し、さっそく目的地へと足を運ぶ。

 

 

 

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